二本松提灯祭りの7町すべてのお囃子は県の重要無形文化財に指定されており、数や名称、リズムが各町で異なります。
 郭内には6つの囃子があり、3日間で余すことなく演奏します。それぞれ演奏する場所や目的が異なりますので、是非、聞き比べにいらしてください。

  • 砂切り
    字によって「しゃんぎり」とも呼称されています。各字共通の熱気を上げる威勢のいいお囃子です。
  • 角兵衛
    主に平坦な道をゆっくり進むときや、緩やかな坂を下る際に奏でるお囃子です。風勢のある笛の音が特徴的なお囃子です。
  • きざみ
    平坦な長い道を進むお囃子です。角兵衛のテンポを速めたことでリズミカルなお囃子となっています。
  • 豊囃子
    急な坂道を下るお囃子です。全体的に静かで笛の音の一息が長く、途切れないお囃子です。
  • 祇園
    二本松神社付近などの神聖な場所で演奏するお囃子です。向かう後述する聖天が作成される前に奉納囃子として演奏されていました。静かで厳かな雰囲気のあるお囃子です。
  • 聖天
    二本松神社などで演奏されるお囃子です。平成初期に作曲された独特なリズムが特徴です。知っている、聞いたことがある方はかなりの郭内通です。